緑内障20年、やっと希望が見えてきた話

点眼液3本を横に置いて最新治療を想う作者 Uncategorized

目薬3本、毎日。これが20年近く続いている。

緑内障と診断されてから、事情があって主治医はこれで3人目。治療はずっと点眼薬3種類で、時々忘れることもあるけれど、なんだかんだ毎日お世話になっている。

正直、めんどくさい。

特にめんどくさいのが、目薬と目薬の間に時間を空けること。30秒待てとか、いや1分待てとか、先生によっては3分空けろという方もいる。私はそのときの主治医に言われた通りにしているつもりだったけれど、最近になって、本当は5分以上空けるのが標準だと知った。

理由は、後からさした目薬が先にさした目薬を洗い流してしまうから。短い間隔だと、せっかく1本目をさしても、その大半が眼内に届かないまま流れていってしまうそうなのだ。

20年やってきたのに、知らなかった。次の診察で、主治医に間隔のことを改めて確認してみようと思っている。

(同じ緑内障仲間の方、お互い気をつけましょうね…!)


ところで、今からどのくらい前だろうか、iPS細胞のニュースが世間をにぎわせたとき、医学的知見のない私でもピンときたことがあった。

「あ、緑内障もいつか、神経が治る方向に行くのかな?」って。

初めて緑内障と診断された日は、恐ろしくて、不安で、かなりナーバスな日々を送っていた。けれどこの朗報があって、やっと心がほぐれたというか、「希望があるなら今の治療を頑張ろう」と思えるようになった。

そこからが、わりと長かった。

「あれは私の妄想だったのかしら。緑内障なんて、博士たちはそんなに関心のない領域なのかな」と思いはじめていた、ちょうどそんな矢先のこと。

数年前からファンになってYouTubeを楽しみにしている眼科医・平松類先生が、こんな素敵な情報をUPしてくださいました。

BDNF遺伝子治療

👉 緑内障の神経再生 遂に現実へ BDNF遺伝子治療の衝撃(眼科医 平松類)

目に注射を打たなくちゃいけないらしくて、それはちょっと怖いんですけど(怖っ)、ざっくり言うと、弱ってしまった神経に「神経の栄養になる物質」を自動で作らせる仕組みを、遺伝子治療で組み込んでしまうという治療法だそうです。動物実験では、神経細胞の生存率が2倍以上になったという結果も出ているとか。

緑内障そのものでの実用化までには、安全性とか、お値段とか、効果がどれくらい続くかとか、まだ越えなきゃいけないハードルがあるそう。それでも、「眼圧を下げる」一辺倒だった緑内障治療に、神経そのものを良くするという新しい道が見えてきている——それを知れただけで、私には十分すぎる朗報でした。

わー、やっぱり研究者の皆さんは、緑内障のこともちゃんと考えていてくれたんだ。

単純に、嬉しい。


長い治療期間がある病気って、希望がないと本当に辛いんです。

若い頃のように神経が戻らなくてもいい。「これ以上進むことはないよ」という状態になるだけでも、本当にありがたい。だから医療現場の皆様には、ぜひ頑張っていただきたいなぁ、と心から思います。

最初はきっと、お値段もお高いんだろうけど…。

そのときは、そのときで考えます!

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